空飛ぶダンボが100倍楽しくなる裏話:ディズニー初の・・・!?
1983年のディズニーランド開園時から存在し、ちびっこ達に大人気のアトラクション空飛ぶダンボ。元祖ディズニーランドでも同様にオープン当初から存在しており、今では世界中のディズニーパークで親しまれています。
今年の3月29日にはティム・バートン監督のもと実写版が公開され話題にもなりました。
そんな空飛ぶダンボが100倍楽しくなる裏話をご紹介します!
空飛ぶダンボに隠れた違和感
ダンボをよく知っている人の中にはある違和感に気付かれている方もいると思うのですが、空飛ぶダンボは映画「ダンボ」の設定上ある点がおかしいのです。
この写真は空飛ぶダンボの展示品なのですが、この写真からもその違和感は確認することができます。
みなさんも写真を眺めながらその違和感を探ってみてください。
・・・
ダンボの格好から作中でダンボがカラスたちのアドバイスを受けて初めて飛べたばかりの頃ということが推察できます。
そう、ダンボの耳に100万ドルの保険がかかる前、ダンボがハリウッドスターになる前、ダンボがお母さんのジャンボと再会する前なんです。
どうでしょう、違和感に気づきましたか?
実は、このタイミングのダンボは羽根がないと飛べないはずなんです。
そのはずなんですが、このダンボは羽根を持っていません。
こっちのダンボは羽根を持っていますよね!?
みなさんはお気付きでしたでしょうか!
この映画とのギャップには理由があり、実は空飛ぶダンボはカリフォルニアのディズニーランドオープン前はダンボはモチーフにしているものの「パレード中の10匹のピンクのゾウ」というアトラクション名となる想定で色もピンクでダンボではないという設定でした。
しかし、これにウォルト・ディズニーが異論を唱え、ダンボという設定でオープンを迎えました。
そんな経緯を辿ってきたため、空飛ぶダンボは映画と少しギャップが残る形となっていまいました。
ディズニーにとって重要な作品「ダンボ」
映画「ダンボ」はディズニーにとって色々な意味で重要な作品でダンボがなければ今のディズニーは存在しなかった可能性すらあるのです。
「ダンボ(1941)」は「白雪姫(1937)」「ピノキオ(1940)」「ファタジア(1940)」に次ぐディズニー長編アニメーション4作目の作品で動物が主役となったディズニー初の作品です。
動物を主役にしたのには裏事情があり、1941年は「ピノキオ」「ファンタジア」が大赤字で経営難に襲われているところでした。(今となっては「ピノキオ」は歴代アニメーションNo.1と評価されており、「ファンタジア」の評価もアニメーション界に革新を起こした作品と位置づけられ、いずれも大きな利益をもたらしました。)
また、当時は第二次世界大戦の最中でウォルト・ディズニーやアニメーターたちはとても疲弊していました。
その重い空気を和らげるために動物を主役にし、楽しみながら作品を製作しました。その結果、映画は大ヒットしディズニーの窮地を救うことになりました。
あとがき
私が初めてみたディズニー作品が「ダンボ」でした。
小さい頃の印象はダンボが酔っ払うシーンの印象が怖いというどちらかとネガティブイメージでした。
それでも、空飛ぶダンボは大好きで小さい頃からディズニーランドに行けば必ず乗るアトラクションの一つでした。
私の娘はゾウは好きなのですが、空飛ぶダンボは少し苦手みたいで、初めて乗せてみると顔をしかめながら乗っていました笑
空飛ぶダンボは休日だとだいたい30分程度は待つことになるので、子どもがいないと中々乗る機会も少ないとは思いますが、これを機会に1度空飛ぶダンボに乗りたいなと思ってもらえたら嬉しいです。
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